【東京~沖縄移住日記8】沖縄で職探し

Facabookで書いてた日記です。

okinawa9

2014/7/7 月曜日

宿泊している民宿にはクーラーはなく、扇風機だけが熱気を和らげてくれる機械となる。
無論沖縄の夏を扇風機だけで快適に過ごせるはずもなく、起床後すぐに離れにあるシャワーで汗を落とし、ハローワークが開く時間に合わせて民宿を出た。

農業で検索しいくつか絞っていたが、身を乗り出してやりたいと思うような求人はなかった。
ハローワークの窓口で相談に乗ってくれた女性は、まず農業をやりたいというのを一度考えた方がいいという。
これは東京でも同じで、農業はきついし給料が安いからという理由で推薦したがらない。
そんな事は何度も何度も時間をかけて考えてきたので今更聞く耳を持たず、僅かな憤りすら感じながらひとまずはいくつかの求人に絞ってハローワークからの紹介状をいただくか検討する事にする。

長い時間熟考したあげく、一度外に出て考えて、午後からまた来てみる事にする。
まだ太陽が昇りきっていない午前中でも沖縄の暑さは全身にまとわりついてくる。
台風の襲来を翌日に控え、途切れのない大きな風が身を包む。
さてどうしたものか、ファミリーマートでアイスコーヒーを買い、外でタバコを吸いながら仕事について考える。
ハローワークの職員さんが言うように台風が過ぎてから出てくる求人を待つか、今出ている求人から探すか。

今ある求人から選べないのは、一つの理由がある。
6月に出ていた求人が自分の希望にとても合っていて、それと比べてしまっているからだ。
それは那覇市から東へ行った所にある南城市でバジルや芽キャベツなどを栽培しているO農園だ。
今は求人は出していない。
おそらく人を雇い入れたのだろう。
そこで働きたいというより、車で旅をしている最中も沖縄へ行ってO農園で働くのだ、きっと月曜になればここの求人が出ている、そういった具体的なイメージを抱いていた。
サングラス越しに那覇の空に浮かぶ異様に早く動く雲を見上げながら、思い立ったように吸いかけの煙草を灰皿に押し込み、O農園の電話番号を調べて電話してみる事にした。

ダメで元々、ハローワークの職員さんも農家は知り合い伝いで人を雇う事が多いと言っていたので、もしかすると人を欲しがっている可能性もある。
少し歩いてハローワークの前の日陰に移動し、auのピンク色のガラケーからoさんに電話する。
電話が繋がり、人を募集していないか、働かせてもらえないかという事を熱心に伝える。
台風前で忙しいのにちゃんと話しを聞いてもらった。

結果的には今募集はしていないとの事。
やはり求人を出した6月に人を雇い入れた様だった。
しかし知り合いの農家さんで人が足りない所があり、そこを紹介していただけるとの事。
その連絡を待つ事になった。

電話を切った後、もう一度ハローワークに行って担当してくれた女性に事情を説明する。
窓口に来てくれたらいつでも紹介状は書くと言ってくれた。
まずはoさんの連絡を待ち、台風が過ぎるのを待つという事になったので特にする事もなくなってしまい、作成していた履歴書をハローワークの女性に見てもらう事にした。

内容はいいが手書きの方がいい、という事になり履歴書が売っている場所を聞く。
コンビニでは高そうで買いたくなかったので100円ショップの場所を聞いたが、それを小耳に挟んだ隣に座っていた男性職員が履歴書を3枚コピーして手渡してくれた。
3枚だから30円な、という冗談に女性職員が「いいですからね、後で私がお酒おごっとくから大丈夫です」というやりとりを笑顔でやりすごし、ハローワークを出た。

その後、近所のスーパーでビールや水と数日分の食事を買い込んで台風に備える事にした。
19時半ごろ、電話がなり見覚えのある電話番号の表示が現れた。oさんだ。

「まだどこで働くか決まっていないなら、台風が去った後、10日には落ち着くと思うので、知り合いの農家さんの話しだけでも聞いてみませんか、そういった思いで東京からいらっしゃったなら。」

考える間もなく是非お願いしますと答え、10日のお昼頃に南城市へ行く事になった。

ふと名古屋港で車に乗せてくれた車屋の方が思い浮かんだ。
ハローワーク那覇で真剣に話しを聞いて一緒に悩んでくれた女性や履歴書をコピーしてくれた男性もそうだが、数珠つなぎの様にこうして誰かの世話になっていくのも良いのだろうかと思った。

「おっきな台風くるからね、明日はゆで卵作って持ってくるからね」
民宿のおばちゃんがいつもの様に元気に話しかけてくる。
10日に南城市の農家まで行ってくるよと伝えたが、その話しなど無かったかの様にマイペースに話し出して去っていく。
今日一日で僅かではあるが事が一歩前進した様な気がする。

冷たいシャワーを浴びて体を冷やしながら、簡単な数日間の予定を立てた。
明日8日、9日は台風で動けないので民宿でおとなしくしていよう。
10日は自転車を借りて南城市まで行き、農家さんに会う。
今立てられる予定はこんなものだ。10日なってみないと未来が見えない。
明日は何をしようかと、ぼんやり考えながらオリオンビールを飲み、軽くストレッチをして眠りについた。

続きます。

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