【東京~沖縄移住日記10】沖縄での出会い

私が前にFacebookで書いてた日記です。

okinawa10

2014/7/10 木曜日

今日はo農園のoさんに会う日だ。

那覇市の東に位置する南城市にレンタサイクルで向かう事にして、1日600円のママチャリを借りる。
ナビタイムでは1時間の距離と表記があったので、ゆっくりと行っても1時間半もあれば到着するだろう。

台風が過ぎ去った後という事で道路には草木が散乱し、農園のビニールハウスは無惨な姿に変貌を遂げていたが、晴天の空に浮かび上がる南城市はとてものどかで海がすぐ近くに見える。
結局約2時間かけて自転車をこぎ汗だくになり、来ていた薄いブルーのストライプシャツが全て汗で変色をしまい、タオルで汗をぬぐいながらoさんに電話をする。
待ち合わせ時間を決め、時間があったのでゴーヤーのたっぷり入った弁当とマウンテンデューを買いベンチに座って食べながら待つ事にした。

待ち合わせ時間13時にoさんは軽ワゴンでやってきて、自転車を車に乗せ、これから紹介をしてもらうオクラやインゲンをつくっている農家のご自宅まで連れていってくれた。

南城市の高台にある立派な一軒家に入りお茶をいただきながら農業の話しを聞いて、色々な質問をする。
そこで話しをしているうちに自分が今後どうすべきか、漠然としているイメージを少しずつ形にしていく時間が必要だという事がわかり始めた。
私は農業をやりに沖縄に来たが、特にこれといってどんなものが作りたいという思いはない。
あるとすれば、付加価値を何重にも重層化する事が可能で、その地域、その場所でしか出来ない様なもの、薄利多売というやり方ではなく希少なものなら何でもいい。
それが果樹でも米でも何でもよかった。
まずは何が自分に適しているのか、何を作りたいのか、農園によってやり方が全然違うらしいので、どういったやり方でやっていくのか、そういった事を具体的に決めていく為に様々な農園を見てみるのがいいという結論に達した。

結局、紹介をしていただいた農園は今だけ仕事は沢山あるが、今後の保証は出来ないとの事だったので今回はやめておく、という形になった。
私の最低条件は1年中仕事がある農園という部分も別を探したいと思った理由の一つだ。
まずは色々な農園を見てみる事、これは今後の為にも必要な経験だろう。
そこに骨を埋める気持ちでとか、そこまで考えずに色々見てみるのも悪くない。
oさんの所で働けないのはとても残念だし、自分の引きの強さに賭けていた部分があったので若干落胆したが、こればかりはタイミングなのでどうしようもない。
そしてこれがラストチャンスでもない。
oさんは帰りの車中で、謙遜してたけどこの辺の農家であんな家建てたのはあの人だけだよ、という話しをしてくれた。

「僕が出来るのはここまでです。ナイチャー同士なのでこっちで出来る事はします。」

見知らぬ人に手を差し伸べて世話をしてやる事は容易ではないし、自分にもリスクのある事をoさんはさらりとやってその場を去って行った。

さてどこで働くか、様々なプランが頭を駆け巡りながら2時間かけて那覇市に戻り、自転車を返却しマクドナルドでアイスコーヒーを飲みながらもう一度求人を確認した。
ここは一度見てみたいと思う農園を絞り込んでいる最中、沖縄098番で始まる番号からの電話があった。

車が今日那覇新港に届いたので明日以降で引き取り可能だという。
台風の間ずっと鹿児島港で止まっていてようやく沖縄に到着した様だ。
明日から車移動ができ行動範囲も広がるだろう。
そして車の中に積んである白米と玄米合計12、3キロが無事なのかどうかとても気がかりだ。

オクラ、インゲン、ゴーヤーを栽培する農園と、ハーブ農園。
この2つに絞り込んだが、バジルが好きという事で糸満市にあるハーブ農園にまだ人は募集しているかメールしてみる事にした。
メールをした10分後電話がかかってきて、募集はしているので面接可能との事。
明日の正午に面接に行く事になった。
ここは6月からFacebookやブログなどをちょくちょく確認して農園の雰囲気は何となくだがイメージできている場所だ。
バジルやタイムの他にキノコも栽培している所で、おそらく若い社長が仕切っていそうな空気がある。

今日は往復4時間の自転車でへとへとになったので夕飯を買い民宿に夕方頃戻り、昨日から宿泊している関西から来た男性に明日は農園に面接に行く事を伝えた。
男性はその農園をすぐiPhoneで調べて、農業や自給率、TPPについての話しをした。
職業柄、そして沖縄での会議の議題に関する事でこの手の情報には敏感なのだろう。
その男性は今日、南城市に行く前の朝9時に私を呼び止めて、少し改まった口調でこう言った。

「昨日は言いそびれましたけど、実はこうゆうものなんです」

手渡された名刺の右上に記載された肩書きを思わず声に出した。

「市議会議員?」

続きます。

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