【東京~沖縄移住日記1】東京から道の駅山北へ

前に私がFacebookで書いていた日記です。

okinawa1

2014/6/30 月曜日
朝の9時すぎ。

最後の勤務を終えた充実感、開放感、そして未来に対しての不安と期待を胸に目黒区かむろ坂通りに面した駐車場に向かう。
自宅に置いてある残りの家財道具を車に詰め込み、退去の立ち会いを済ませた後は神奈川県の道の駅山北へ行き、そこで車中泊をして一夜を過ごす予定だ。
夜勤明けの気怠さと眠気を引きづりながら、目黒通りから環7に入って、そこから細い道に入り世田谷通りに入り帰宅する。

既に使う必要のない皿やフライパン、衣類などは車に詰め込んでいる為、車の発信はとても重く感じる。
とにかく今日は全てのものを車に詰め込んで、退去を済ませた後に捨てるものと必要なものを分けよう。
既に捨てられるものは捨て、買い手はつきそうな冷蔵庫やテレビやレンジはヤフオクで売ってきたが、もっと減らしてもいい気がする。

自宅に到着したのは午前10時。PCや布巾は後まわしに、2時間ほどかけて積めるものは全て詰め込んだ。
自宅で入る最後のシャワーを浴びた後、シャンプーやボディソープ類も車に詰め込み、ほこりを布巾で取り、住居の1階に事務所を構える不動産屋へ行く。
退去の立ち会いはものの数分で終わったが、これから車で関西方面に行き、それから沖縄へ行く旨を大家に伝え、15分ほど立ち話をする。

「東京のお金を持って沖縄でビジネスするのは良いと思いますよ」

為替は各国通貨の市場に出回るバランスによって上下動を繰り返すが、日本国内においても場所が変われば「円」の価値は変動するものだ。
国内の円の価格差によって何かビジネスできそうだが、やりたい事も咄嗟に思いつくわけもなく、サーフィン好きで真っ黒に日に焼けた不動産会社社長の言葉を胸にしまっておいた。

初夏の東京の暑さのせいでシャワーを浴びた事が無駄になってしまう程に汗をかきながら、近所の駐車場に停めておいた車に乗り込み、環8から246に入り、多摩川を通り神奈川へ入る。
次また東京に戻ってくるのはいつになるだろうか。
案外早く戻ってくるかもしれないし、2度と来ないかもしれない。
東京では、様々なとか、沢山とかいう言葉では言い表せないほどの経験、思い出を作らせてもらった。
東京が本当に好きだし、後ろ髪引かれる思いがないといえば嘘になるが、交通インフラが整っている今日、思い立てば1万円もかからない値段で東京に来る事もできる。そこまで感傷に浸る事もないだろう。

246を藤沢方面へ少し走らせた後、セブンイレブンに立ち寄り名古屋港から那覇新港へ車をフェリーで運ぶ便を予約した。
もっと早く予約しておきたかったが、フェリー出港の予定が今日にならなければ決定しなかったのだ。
車の預け入れは7月5日、そして6日に沖縄へ向け出発し8日に那覇へ着く。
フェリーの予約が終わったら次は愛知の中部国際空港から飛行機で沖縄へ行く便を予約する。
フェリーも飛行機も事前に目星をつけていたので、スムーズに5日の18時頃の飛行機を予約。
今後の予定がおおまかに決まったところで、もう少し走らせて富士山の近くにある道の駅へ急いだ。

霧雨の中、生活道具を詰め込んで重くなった車が道の駅山北についたのは21時ごろ。道の駅には車中泊用の内側にカーテンのついた車が2台停まっていた。
山を少し登った所にあるので、半袖では少し肌寒い程に過ごしやすい気候だった。
道の駅の前の道路を渡り、ガードレールをこえるとすぐに川があり、川の柔らかなせせらぎをBGMに黒く大きな山が暗闇の奥で存在感を放っていた。
湿気を帯びた空気と虫の鳴き声に包まれながら、道の駅のトイレで歯を磨き、洗顔をし、湿らせたタオルで体を拭き、運転席のシートを少し倒して就寝する。

時計は22時前。このまま眠れば明日の早朝には目が覚める。車の中の整理は太陽が出てからにしよう。

夜になると未来への漠然とした不安が襲ってくる。

これから沖縄へ入り、農業をやる。
その他には今現在も行っている為替取引や米国amazonをプラットフォームとした日本製品販売も継続してやっていくという計画だけは立てている。
その他にもやりたい事はあるが本当にうまくいくのだろうか。
希望とする農園の目星はつけているが、もし雇ってもらえなかったらどうするのだろうか。
雇ってもらえる農園がなければ他の仕事を探せばいい。
選り好みしなければ仕事はいくらでもある。
考えを巡らせた所で仕方がない事はわかっている。行ってみてから考えて行動をしたらいい。今までそうしてきた筈だ。
この様な考えがここ数週間堂々巡りをしている。
車中泊1日目、しっかりと眠れるか心配ではあったが、霧雨で水気を帯びた窓ガラスの外に見える暗闇に包まれた山と、道の駅が照らし出す柔らかな光に包まれながら眠りについた。

次へ続きます。

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