今回は転売についてです。
結論から言いますと、私としては、
転売はアリだけど、度が過ぎるのはダメ。
という考えです。
自分なりの考えをまとめていきます。
まず商売の基本は、安く仕入れて高く売る。です。
百貨店、コンビニ、薬局、雑貨屋さんなどなど、商品を取り扱っている店舗は、卸値(下代)で仕入れて、店頭価格(上代)で売っているケースが多いです。
委託販売やプライベートブランド(PB)などは除きますが、大量発注する事で値引き交渉をして、出来るだけ安く仕入れて、出来るだけ利益を確保できる様な値段で売ります。
物販を経験している人間ならば鉄則だと思いますが、商売をしていく上では絶対に必要となる知識です。
転売=悪だと、古着屋、古本屋もダメです。
アメリカ古着です!とPRしている古着屋さんは、アメリカの倉庫から古着を安値で買い付けてきて、それを売ります。(例えばの話しです!)
100円で買い付けたものを洗濯して、3,800円の値札を付けて売ります。
転売=悪だと、アート作品、古い楽器、家もダメという事に。
世界で最も古く伝統のあるサザビーズオークションもダメという事になってしまいます。
美術商、アートディーラーさんもダメって事になりますね。
子供たちに「本物の音」を届けたいという願いから、ヴァイオリンの名器、ストラディヴァリウスを億単位のお金を出して購入する事もダメという事になります。
あと中古物件を購入しちゃダメって事になります。
転売=悪だと、遠くにある物資を買ってきて、それを売る行為もダメ。
野菜が欲しいなら、自分の足で農家まで行って購入しなければいけません。
洋服が欲しいなら、縫製工場かブランドの事務所まで出向いて購入しなければいけません。
チケット購入後、都合が悪くなったから行きたい人にチケットを売る行為も当然ダメ。
急遽行けなくなって、どうしても行きたいと言ってた友達に席を譲る行為もNGという事になりますので、その席は空席になります。
転売=すべて悪ではない。
極端な例を出しちゃいましたけど、転売はあくまでも「商売」ですし、全部がダメ!廃止!としちゃうと、色々と困る所が出てくると思います。
これ結構難しい問題で、線引きを誤ると大変な事になりそうです。
じゃあ、買い占めちゃうのが「悪」なのか?
Nintendo Switchを例に出しますと、販売当初は手に入りませんでしたが、その原因が転売屋が買い占めているからだという噂があります。(噂話しですよ!)
よし、じゃあ買い占めているとこだけ規制したらいいのか!となりそうですが、知らず知らずのうちに買い占められているものって意外に多いです。
ですが、問題にならないのは何故なんでしょう。
本来手に入れられるものが手に入らず、定価以上の金額で転売する行為が「悪」ではないか。
という結論に至りました。
ロンドンに居る時、ヴィヴィアン・ウエストウッドのアーマーリングを転売してる友達が居ましたが、お店も儲かるし、転売する友達も儲かるし、日本に居る買い手も定価で買うより安いし、全員ハッピーです。
BUYMAが出来る前からこんな事やってる人が居ました。
これが、お店にあるアーマーリングを買い占めて、定価以上の値段を付けて日本に居る買い手に転売すると「ざけんな!おい!」となります。
でも、チケット問題は難しいです。
私としては、物販に関しては何となーく結論は出てます。
しかしチケット問題です。
根深い気がしてます。
販売元がどうにかすべきだけど、無理な部分もある。
某アイドルのライブに足繁く通っていた頃、現場での風景を目にしますと、どうしても無理な部分は無理!としか言えない場面にも遭遇します。
エントランスで顔認証やIDで確認をしても、中に入ってしまえばフリーダムなので、そこで席を交換してしまえば何の問題もなく「転売」できます。
ですが、抽選でチケットが当選した後、友達同士で席を隣にしてもらえる素敵なシステムも存在します。
後で連番にしてくれるシステムですね。
導入しているライブは限られるかもしれませんが。
VIP席を用意してみてはどうか。
日本はこうゆうの嫌いそうなイメージなんですが、VIP席を用意してみてはどうでしょうかね。
コネチケとか言われそうですし、アイドルのライブなら超高額でも間違いなく売れますので、批判は殺到しそうです。
ですが、転売価格が適正価格、市場価格とするならば、転売されるようなチケットは安すぎるのが現状ではないでしょうか。
ニーズはあるし、100%売り切れるけど、限定1,000個しか生産できない特殊な素材で作った傘があるとします。
これを「ある程度利益が出るし、高すぎると批判されるから3,000円でいいや」と値段を付けて売ると、当然注文は殺到します。
で、3,000円以上の値段を付けて売る転売ヤーがわらわらと沸いてくるわけです。
転売ヤーは市場価格を見定めて、10万、5万、3万といった様に価格を決めて売り出します。
でも売れます。
10万、5万、3万でも買いたい人が多くいますし、市場価格、適正価格に見合った金額を提示しているからです。
だったら最初から差別化して、特殊な素材の中でも高品質な部位で作った傘を30万、次に10万、5万といった様に「VIP」向けに商品展開をしていけば転売されないのではないか。
と、思った次第です。
後はオークション制度を導入してみてはどうか。
これも値段が吊り上がって大批判きそうですが、売り手としてはこのやり方で売るのが楽チンなんじゃないかなーと思います。
お金ないけどライブ行きたい!娘がどうしても行きたいって言ってるの!みたいな事になるのは間違いないので、そういったファンに向けた対策も考えてみて実行という形になりそうですが。
いかがでしたでしょう。
長文乱文になりましたが、何となく思いついた事を綴ってみました。
飲み屋で酔っ払いながら何も考えずほざいてる様なレベルなので、軽く聞き流していただけると幸いでございます。
とりあえずみんなアイドルのライブ行きましょう!

では!
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