さて、今回はパーカッション編になります。
パーカッションといってもかなり種類がありまして、結構何でもアリみたいなイメージではあるのですが、代表的なものをご紹介していきます。
おそらくオーケストラのソフトウェア音源をお持ちの方なら、きっと入っているであろう楽器に絞っていきますが、宜しくお願いします。
パーカッション(打楽器) 編です。
打楽器(パーカッション) 編
まずは鍵盤打楽器に分類されるものを紹介して、その後にThe!パーカッション!みたいなものを解説していきます。
振ったり打ったりして音を出すものが打楽器なんですが、弦楽器やピアノ、オルガンといった鍵盤楽器は打楽器に分類されません。
手拍子(ハンドラップ)とか、何となくイメージが掴めそうなものは割愛させていただきますね。
マリンバ(Marimba)
木製の鍵盤打楽器、マリンバです。
木琴と呼ばれるものの一種で、基本的にはピアノと同じような並びになっている鍵盤をたたいて演奏していきます。
マレットと呼ばれる棒状のバチで演奏しますが、両手で1本ずつだったり、合計で4本のマレットを持って演奏する場合もあります。
シロフォン(Xylophone)
こちらも木製の鍵盤打楽器になります。
マリンバと非常に似てる構造をしていますが、マリンバと比べてキリっとした音というか、芯のある音が出ます。
こちらも同じくマレットで演奏します。
グロッケン(Glockenspiel)
グロッケンシュピールという名称の鍵盤打楽器です。
上記の楽器が木製なのに対し、グロッケンは金属の音板で、鉄琴の一種ですね。
写真はグロッケンシュピールの一種、ベルリラと呼ばれるものです。
ヴィブラフォン(Vibraphone)
こちらもグロッケンと一緒で鉄琴の一種です。
グロッケンよりも一回り大きく、低い音が出せるのが特徴です。
あとグロッケンとの違いは共鳴パイプが付いている事でしょうか。
共鳴管が付いている事でビブラートを表現できるというのが名前の由来です。
ティンパニ(Timpani)
でっかい卵を半分に割って足を付けたような大型の楽器です。
足元にはペダルが付いていて、音程を変えて演奏する事も出来ますし、もちろん調律もできます。
4つぐらい並べて演奏しているのを見かけますが、それぞれチューニングしてる訳ですね。
コンガ(Conga)
細長い樽をぶった切って皮を張ったような形状をしている楽器です。
写真のはブラシでコンガを演奏している様子ですね。
ドラムセットをブラシで演奏するパターンもありますが、あの音好きです。
スレイベル(Sleigh Bells)
棒や板に鈴を取り付けて、フリフリして音を出します。
アマゾン何でも売ってますね。
パーカッションの奏法について
オーケストラのパーカッションに関しては、アーティキュレーションをいじっていくというよりは、エクスプレッションやベロシティを調整していくやり方になってくると思います。
ティンパニでしたら「ロール」といって、連続してドドドドドドっと音を出すテクニックが標準装備されている事も多いです。
鍵盤楽器でしたら、トレモロやグリッサンドといったものが有名でしょうか。
トレモロは同じ音を連続して叩いて演奏し、グリッサンドは滑らかに音同士を繋げて演奏していく奏法です。
MIDIノートを打ち込んでいく際にこれらを意識して作曲していくといいですね。
パーカッションの編成、パン(定位)は?
一番後ろに居る事が多いです。
正面の後ろにいるイメージですが、左に寄っていたりする事もあります。
特にマリンバやグロッケンといった鍵盤打楽器は、左奥に居る事が多いですね。
作曲する際の各楽器のバランスを考えて配置していくといいんじゃないでしょうか。
奥行の表現ならばエフェクトかけていくやり方が一般的でしょう。
人数的には基本的には1人ずつって形です。
いかがでしたでしょう。
全て紹介していませんが、オーケストラで使われるパーカッションの中には、バスドラムやスネアといった楽器も含まれます。
カスタネットもそうですし、シンバルもそうですね。
マラカスやシェイカーもそうです。
オーケストラっぽい曲を作曲したい方は、これらを効果的に使う事で厚みが増してくるのではないでしょうか。
特に盛り上げたい時にティンパニでロール入れて最後にシンバルがっしゃーん!みたいな。
メリハリを付けるにはパーカッション系いいですよね。




では!
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