さて、今回は結構ニッチな層向けの話しになってしまいますが、
小説の基本的な書き方
をまとめてみようと思います。
私もプロット段階ですが小説を書いておりまして、こつこつ話しを作っていってます。
いざ小説を書こう!っとなった際にちょっと困った事、つまずいてしまった事などありましたので、その辺をクリアにしていけたらと思ってます。
小説を書く事は敷居が高そうで低いです。
「隣に座っていた人に『あなたの一日を二千万円で買い取らせてほしい』と言われた」
「目が覚めると、見知らぬ男女20人とチェーンソーが置いてある大きなログハウスに居た」
今考えてパっと書いてみたのですけど、文字数や表現方法をそこまで気にしなければ誰だって書けるはずです。
妄想をどんどん膨らませていく作業に似ているのかもしれませんね。
そこから一歩ずつテクニックなどを身に付けていけばいいと思いますし、最初は好きなように書いていく事が大事です。
何字ぐらい書けばいいのだろうか。
小説を書きたいと思った時に沸いてきた素朴な疑問として、普段読んでいる小説は何字ぐらいあるのか?という事です。
単行本1冊で約10万字、文庫で20万字前後と考えておけばいいです。
もちろん多少の誤差はありますし、公募をお考えなら平均して13万字前後を書いていく事になるでしょう。
でもいきなりこの文字数を目指してやっていくと途中でストップしてしまう危険性もあるので、最初は短めの小説からトライしてみる事をおススメします。
小説の書き方の流れ
大きく分けていくと、
- 文章の書き方を理解する。(セリフは「」で囲むなど)
- テーマ、プロットを作成する。
- キャラや世界観を設定する。
一番最初にある書き方に関しては、句読点の付け方や行頭は1文字分空ける等といった基本的な書き方を理解するだけなので、普段から気を付けておけば問題なく理解できると思います。
テーマやプロット、キャラクターや世界観を考えていく作業が時間のかかる作業となります。
というかやっぱり小説なんですから、ここが一番大事な部分です。
プロットとは?
物語の筋、構想という意味です。
漫画でいうところのネームみたいなものですね。
プロットなしでそのまま書いていく小説家もいらっしゃる様ですが、私の場合は結構整理して考えていきたい派なのでプロットを練りまくって進めています。
まずはプロットを1,000文字で書いてみる。
いきなり何万字も書こうと思ってもうまい事進みませんので、まずはプロットを千字ぐらいで書いていきます。
一番最初はこの千字にまとめて書いていくという作業も結構難しかったのですけど、とにかく書いてみましょう。
最初はおもしろいかどうか別にして1000字にまとめてみるといいです。
プロットの書き方のコツ
物語を章ごとに分けて流れを書き込んでいって、そこから肉付けをしていくやり方がわかりやすくて良いと思います
物語を作っていく際に、起承転結、序破急、三幕構成などといった言われ方をしている構成方法がありますが、私の場合は起承転結に分けて考えていってます。
「隣に座っていた人に『あなたの一日を二千万円で買い取らせてほしい』と言われた」と最初に書きましたけど、これならば、
- 起 - 広告代理店に勤めているAは、仕事がひと段落したので、ロンドンへ一人旅に出かけようと思い立ち、飛行機に乗った
- 承 - 隣に座っていた仕立ての良いスーツを着た老人に「あなたの一日を二千万円で買い取らせてほしい」と言われた
- 転 - ロンドンに到着後、老人の自宅へ行き、脳にチップを埋め込まれた。(世界征服をもくろむ老人ニヤリ)
- 結 - 帰国後、Aは広告を使って、日本を内部から崩壊させていくエージェントとして働くようになった。
サクッと考えて書いたので内容に関しては置いといて、こんな感じで話しを膨らませていきます。
起承転結とは?
言葉を聞いた事がある方もいらっしゃると思いますが、物語を作る上で順序をしっかり整頓しておくと非常に楽になります。
起承転結は「起」で始まり、「承」で続いて、「転」で何かがあって、「結」で終わりです。
「起」で物語を何となく理解してもらい、「承」で物語が始まって、「転」で何かしらの事件が起こり、「結」でクライマックスって感じでしょうか。
序破急、三幕構成とは?
意味は一緒と考えてもらって問題ないです。
序破急は、能や歌舞伎、伝統音楽において使われてきた構成形式ですね。
で、三幕構成は主にハリウッドの脚本のプロットなどで使用されている構成形式です。
起承転結に似ているというか言葉変えただけって感じかもしれませんけど、映画はもちろん、CMやアニメーションにも取り入れられている部分が多く、知っておくと物語を作っていく上で間違いなくプラスになるでしょう。
「序」で始まり、「破」で展開を付けて、「急」で終わりです。
三幕構成も似たような感じです。
構成通りに物語を作るのが正解ではないけど、知っておいて損はない。
映画でいったら、何分に困難にぶち当たって、何分に成長して、何分に急展開が起きて、何分にクライマックスでーみたいな形でシナリオがある程度決まっている事もあります。
特にハリウッド映画の脚本ではそういったメソッドがあるという話しは耳にしますよね。
これが絶対正しいという訳ではありませんけど、最初のうちはこれに従って物語を構成していくのがやりやすいと感じます。
キャラや世界観も出来るだけ詰めておいた方がいい
最初のうちにキャラ設定や世界観、背景もしっかりとまとめておいた方が後が楽です。
キャラはどういった人間か、過去に何があったのか、何が好きなのか、どんな性格か、どんな容姿か、普段何を食べているのか、趣味は何なのかなど、細かい部分まで考えてみましょう。
世界観に関してもそうです。
現代なのか近未来なのか、それとも空想の世界なのか、国籍は、四季や気温は、住んでいる場所はどんなところかなど、こんなんいらんだろ!って事も詰めて考えて書き留めておくといいです。
まずは1000文字書いてみましょう。
起承転結でいったら250文字ずつ4章に分けて書いてみましょう。
いけるだろーって思っていた方も最初はうまく書けなかったりします、私がそうでした。。
どこまで書き込んでいいのか、説明が長すぎて読む気が失せないかなどなど、色々と考えなければいけない事も多いのですけど、今回はこの辺で。
小説に関してはまた記事を書いていこうと思います。
では!
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