今後もっともっと必要になってくる
外国語、特に英語の習得
に関しての事をまとめてみようと思います。
私は遠い昔になりますがロンドンに住んでいた時がありまして、今でもギリッギリですが英語には抵抗なく触れ合える状況です。
もうギリッギリ聞き取れる程度、喋りは単語を並べる程度ですが留学を経験した上で「こうすると英語はより早く上達するんじゃないか?」と思う事を綴っていきます。
主にコミュニケーション能力に重点を置いた話しになりますが、体感的には間違ってないんじゃないかな?と思ってます。
特に海外に住んでみたい方、留学してみたい方、旅行したい方にはうってつけかと。
- 英語をまず4分割して考えてみましょうか。
- まずは英語の耳慣れしないと始まらないよ。(リスニング習得)
- 「英語に耳が慣れてくるまで3か月はかかる」は、ほぼ合ってます。
- とにかくリスニングを鍛えないと始まらない理由をまとめると、
- ではリスニングを鍛えるにはどうしたらいいのか?
- でも聞き取れない場合は?
- 聞き取れないからゆっくり喋ってください。って正直に言う。
- 聞き取れた単語を復唱してみる。
- 自分の話しにもっていっちゃう。
英語をまず4分割して考えてみましょうか。
めちゃくちゃざっくり分けてみますと。
- リスニング(聞き取り)
- スピーキング(べしゃり)
- リーディング(文章を読む)
- ライティング(文章を書く)
と4分割できます。
日本語を話せない方とコミュニケーションを取りたい場合はこの順番通りに習得をしていくと良いでしょう。
理由はこれから実体験をふまえて説明していきます。
まずは英語の耳慣れしないと始まらないよ。(リスニング習得)
最初ロンドンに住み始めた時はホームステイをしておりました。
とても心の優しい方々でして、サッカーを一緒に観たりした記憶があります。
が、しかし気を遣って非常にスローリーなイングリッシュで話しかけてくださっていたのに半分以上聞き取れなかったのです。
スコティッシュ訛りだったのもありますが聞き取れないと何を伝えてくれているのか全くわからない訳です。
意思の疎通もままならず、気まずい雰囲気になる事もしばしば、否、しょっちゅうです。
いくら英語の文法がわかっても、文章が読めても、単語がわかってても相手の言ってる事がわからないとコミュニケーションできないのです。
「英語に耳が慣れてくるまで3か月はかかる」は、ほぼ合ってます。
よく言われるのが「英語に耳が慣れてくるまで3か月はかかるンゴ!」っつー定型文なんですが、これは本当です。
私の場合は2か月程かかりました。
最初は、
「ん、なんか言ってる事わかったぞ!」
から始まって、
「今の人は早口すぎてわかんね。」
「くっそ聞き取りやすいこの店員!」
「訛りがすごい。」
「やっぱアジアンの方が聞き取りやすいなー」
などを経ていきます。
人によりますけど、例えば洋楽を好んで聞いていた、映画が好きで吹き替えじゃなく字幕で観てたって方は耳慣れは早いです。
とにかくリスニングを鍛えないと始まらない理由をまとめると、
- 何言ってんのかわかんねーので会話にならない
- 教科書などで習わない様な簡潔した言い回しに気づく
- 質問してもその返しが聞き取れないと詰む
- 何言ってるのか理解できたら辞書を引いて会話が出来る。
こんな所でしょうか。
とにかく相手が何を伝えてくださっているのか理解するという事が生活する上で大事な事だと感じました。
ではリスニングを鍛えるにはどうしたらいいのか?
日本に居てもリスニングを鍛える方法はいくらでもあります。
おすすめの勉強法を3つご紹介します。
- 映画を観る。
日本語吹き替えではなく英語字幕で見ましょう。
今の時点で英単語の意味は覚えなくてもいいので、とにかく好きな映画を観まくりましょう。
- 洋楽を聞く。
実体験としてイギリスの音楽が好きで移住してきた友人はリスニングの習得はとても早かったです。
できれば歌詞カードもあればいいですが聞き流しているだけでも効果はあります。
英語の勉強に飽きてきたらひたすら洋楽聞きましょう。
- 英語を喋ってる人のyoutubeなどを観まくる。
映画も飽きて洋楽もダルくなってきたらyoutubeに移ってみましょう。
字幕付きで見られる動画もありますので延々と垂れ流しているのも良いでしょう。
おすすめはご自身が習得したい分野、興味のある分野について語っているyoutuberさんなどをディグってみると良いかもしれません。
でも聞き取れない場合は?
いざ英語を話さなければいけないといった状況になってしまった時、最初のうちは聞き取れないし何言ってんすかコイツ?みたいな現象も起こりうると思います。
そんな時の対処法を3つ伝授致しましょう。
聞き取れないからゆっくり喋ってください。って正直に言う。
日本がどうだとか言いたくありませんが、わからない事は別に恥ずかしい事でも何でもないです。
日本にも諸外国から来た方々は暮らしていますが、結構テキトーな日本語でもコンビニでバイトしちゃったりしてますから案外いけるもんです。
もう恥は捨てて、というか堂々と
「Pardon?(パードン?)」なり、「sorry?(ソーリー?)」といいましょう。
それでも聞き取れない場合は、
「sorry,Could you speak more slowly?(ごめん、ゆっくり喋ってくださいませぬか?)」か、
「sorry,can you speak more slowly?(悪いけど、もうちょいゆっくり喋ってくれる?)」
と言いうと、人によりますが親切にゆっくり喋ってくれます。
日本と違って通用語以外にも色々な言語のある国で育った人からすると言葉が理解できない人がいるという事は日常茶飯事です。
なので、言葉が通じない人へのコミュニケーションの取り方を熟知している場合があるのでうまい事伝えてくれます。
聞き取れた単語を復唱してみる。
何とか聞き取れた箇所だけ復唱していって、「この単語はわかったっす!」っていうのをアピールしてみましょう。
そうすると相手にもそれが伝わって相手も次々に理解してほしい事を伝えてきてくれます。
お互いに会話を詰めていける作業で、本当にこれ大事だと思います。
自分の話しにもっていっちゃう。
最終手段ですが、勘で「こんな事言ってるのかも・・?」って思ったら、それから発展させて自分の話しをしちゃいましょう。
例えば「apple」という単語だけ聞き取れたとすると、「いやあ、日本だったら青森っていう場所のリンゴが一番。君は食ったことあるかい?」
みたいな感じで会話をどんどん引っ張っていっちゃいましょう。
その返しが聞き取れなかったら詰みますがその時も自分の話しに持っていく事が肝心です。
次は英語のスピーキング編
ちなみに文法的なニュアンスで「いやいや違うでしょそれ。」とか、「日本語訳が違うよ、もっとこうゆうニュアンスだよ」的な事があるかもしれません。
が、基本的にはちゃんと伝わればオッケーだよねってスタンスで紹介していきます。。
あからさまに違う場合は修正いたしますが、スピーキングの大事な点は正確なフレーズよりも相手に伝わるかどうかだと思いますので、おおめに見てください。
間違った文法の英語は話してはいけない!みたいな暗黙のアレが出来ちゃうと英語習得の近道になりません。
スピーキングはよく使うフレーズだけ片っ端から覚える。
日常生活において使うフレーズって限られてるんですよね。
というより色々な言い回しはあるけど万能なセンテンスだけ覚えておけば乗り切れる場面が多いです。
何か欲しい時は「Can I have~~」(~~ください。)
とりあえず買い物やレストランでの食事の際は、
- 「Can I have ~~?(キャナイハブ~~?)」(~~ください。)
で、だいたい乗り切れます。
ハイネケンのビールが欲しかったら
「Can I have Heineken please.(ハイネケンちょうだい。)」
でオッケーです。
Can I have ~~は、色や大きさで言ってもいい。
例えば大中小と大きさが異なるものだったら
「Can I have small one please.(小さいのちょうだい。) 」
と言えば通じます。
色も様々あるものだったら、例えば、
「Can I have red one please.(赤いのちょうだいな。)」
となるので、商品名が言えそうにない場合は重宝します。
redの前に「a」とか「the」とか、その辺の区別が難しい所ですが、いったん置いといていいです。
ちなみにcan I have~~を丁寧な言い方で言うとCould I haveなんですが、まぁCan I haveでいいんじゃないでしょうか。(多分)
困った時は「I’d like to ~~」(~~したい。)
次に覚えておいた方がいいフレーズはこれです。
「I’d like to go to Big Ben」(ビッグベンに行きたいのですが)
「I’d like to pay by apple pay」(アップルペイで支払いたいのですが)
(日本円をちらつかせながら)「I’d like to exchange」(両替したいのですが)
などなど、かなり万能です。
I want to ~~でもいいけど、I’d like to~~の方が丁寧な言い回しです。
普通に通じるとは思いますが、ニュアンスが少し違うので丁寧な言い方で覚えちゃった方が印象は良いです。
お願いしたい事を伝える場合はI’d like to~~を使いましょう。
あとは単語をひたすら覚える。
よく使うフレーズを2つご紹介しましたが、スピーキングは単語さえわかっていたら何とかなっちゃいます。
ジェスチャーを巧みに織り交ぜながら単語を並べていけば相手には伝わるものです。
単語を覚える手っ取り早い方法は、目に入るもの全てを英単語に変換してみる事。
日常生活で使っているもの全てをまず英語に置き換えてみましょう。
教科書に出てきるようなアンリアルなものじゃなく日常使っているもの全てです。
冷蔵庫(fridge)とか、結構わかんないものも多いんですよね。
次は言いたい事を英語にしてみる。
日本語で「酒が切れちまった。買いに行かないと。っていうかスーパー何時まで空いてたっけ?」っていうのは当然スラスラと出てきますが、これを英語にしてみるとどうなるでしょう。
普段使っている言葉を英語にどんどん変換していって、もう頭の中では英語で話してるって状態にしてみてください。
最初は全然英語に出来なくて大変ですけど英語って日本語よりも簡単な文法しかないのでパターンが何となくわかってきます。
後は会話してみる。案外中学校に習った文法だけで会話できるはず。
ゲームだと思って知り合いと英語だけで会話しましょう。
英語が話せる友人がいればベストですけど、日本人でも英語を習得したいっていう友人を探して英語だけで会話して生活してみるとおもしろいと思います。
ロンドンに住んでいた時は日本人と一緒にシェアしていた時もありましたが、英語で会話を必然的にするようになった瞬間も多々あります。(基本日本語で話してましたが。)
まぁ実際口に出してみるのが一番ですよ。
結局は、文法とか気にせず口に出す事が一番大事ですよ。
ここまで来てオチがこれかよって感じですが、恥ずかしがらないでどんどん喋り倒していく事が上達の近道です。
ロンドンでは、全然喋れないしクッソ訛ってる英語で生活してる人もめちゃくちゃ居ますから、「自分は英語話せるZE!」って雰囲気出して堂々としてましょう。
コミュニケーションを重視するなら読み書きは後回しでいい。
精度は置いといて、リーディングとライティングに関しては翻訳ソフトも沢山ありますしね。
学校の英語の授業はやっぱリーディングとライティング重視だと思います。
ですが、あくまでもペーパーテストで判断しなければならない場所だからであって実際はやっぱコミュニケーション能力が一番です。
スピーキングとリスニングをやってたら勝手に覚えるよ。
人と会話していく上でセンテンスを頭の中で練っていったり考えなくても口から英語が出てたり、そういった経験を積んでいけば読み書きは勝手に出来てきます。
例えば電車の中など口に出せない状況の時に軽く本を読んだり映像を観たりして勉強していけばいいかな、ぐらいに思ってます。
スペルミスは気にしない・・・でいいかもね。
伝われば全然おっけーっていう考えなので多少のスペルミスは気にしないでいいです。
あまりにも酷いミスはどうかと思いますけど、ちょいと誤字脱字があるなんて日本語でもしょっちゅう見かけますしね。
でも、それでも伝わるのは皆さまご経験があるはずです。
習得したいなら、まず英語で書かれたサイトをよく観てみましょう。
ニュースサイトは難しい単語が並んでる印象ですけど、自分が興味のある分野のサイトを探して毎日目を通してみましょう。
わからない単語は調べてみるのも良いですがそのまま飛ばして眺めてるだけでもだんだんわかってきます。
「多分こんな意味だろうなー」ぐらいに思ってても、日々の積み重ねで意外にわかってきたりするんですよね。
英語字幕で洋画を観る。
前にもご紹介しましたが、英語字幕で洋画を観るのは本当におススメです。
勉強!勉強!ってなっちゃうと気が乗らない日もありそうですが、映画なら気楽に垂れ流しておけるし色々なイントネーションに触れる事ができます。
日本語吹き替えでしか観た事がなかった好きな映画も、見え方が変わってきます。
youtubeでテキトーに漁る。
映画に出演している方々は基本的に聞き取りやすい英語を話しておられる印象ですが、youtuberさんなどは結構訛ってる方も多いので、これも勉強には最適です。
方言といえばいいのかわかりませんが、地域によって聞き取りやすい人やそうでない方も居るのもおもしろいですね。
私はブリティッシュイングリッシュは早口で全然聞き取れないって場面が多かったのですが、アジア圏(タイ、韓国、中国)の人とは非常に会話が弾んで美味しいお酒が飲めた記憶があります。
日記を英語で書いてみる。
これはイギリスに住んでいた時にやってた事ですが、一日あった事を英語で書き綴ってみるのです。
何でもいいので英語で今日あった事をどんどん書いていって、言い回しがわからない場合は調べて書いてみると結構効果的です。
英訳された日本人作家さんの小説を読む。
村上龍さん、村上春樹さんの小説は英語で翻訳されていましてamazonでも買えます。
一度読んだ小説を英語でまた読んでみるっていうのは内容も理解してますし読解力も身に着くので非常におすすめです。
わからない単語も調べてみると「あぁこれね。」みたいな感じですんなり頭に入ってきますし、何となく英字の小説をカフェや電車の中で読んでると「こいつ・・・できるッ!」って思わせられますのでお勧めです。
ロンドンのとある本屋で村上龍さんの「イン ザ・ミソスープ」を購入した所、店員の女性に「彼(村上龍氏)と知り合い?」って聞かれたのを今思い出しました。
むろん知り合いではなく只のファンです。
日本人の全くいない土地に移住しちゃうのが一番なんですよ。
どんな分野でも、習得したいと思うなら飛び込んじゃうのが一番です。
英語に関しては誰も助けてくれない土地へ単身留学しちゃう事です。
日本語が話せると困った時に頼りにしちゃいますし、やっぱ日本語が恋しくなるので日本人のコミュニティの中で生活もしたくなるものです。
ロンドンやニューヨーク等、有名所は日本人が必ず居て困ったら助けてくれますから英語を習得したいならマイナーな土地に留学する事をおすすめします。
長期でなくていいので短期留学でも十分に効果があると思います。
私も英語がスラスラと出てくるようになったのはロンドンに住んでいる時でなくバックパッカーとしてヨーロッパをまわってる時でしたからね。
英語は絶対に覚えられるし、世界が広がるから習得しておいて損はないよ。
英語が話せて、聞き取れて、書けて、読めると世界が一気に広がっていきます。
ニュースに関しても、自分が興味のある事に関してもそうです。
生涯学習するつもりで気長に英語を少しずつ習得してもいいし、留学しちゃってもいいので英語は覚えておいて損はないですよ。
私も今も全くといっていいほど英語に触れあってませんが過去の蓄積のお陰で英語は何となく理解できますし、これから完璧に習得できるように頑張ろうと思ってます。
では!
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