サンプリング周波数、ビット深度、ビットレートの基礎知識と設定の考え方。

さて、今回はDTMにおける

サンプリング周波数(サンプリングレート)と、ビット深度(量子化ビット数、ビット数)と、ビットレート

についてお話ししていきたいと思っております。

 

トラックをオーディオに変換して波形編集したい場合やミックスやマスタリング時、オーディオミックスダウン(書き出し、バウンス等)をする場合にサンプリングレートやビット深度を選択できますね。

 

「よくわかんないからいじってない」って方もいらっしゃると思いますが、ざっと知識を頭に入れておくだけで後々困った事にならないと思いますので、大雑把な基礎知識だけまとめていきたいと思います。

 

今回は、
・サンプリング周波数もビット深度も音の解像度みたいなもの
・ビットレートはサンプリング周波数×ビット深度
・曲の使い道によって設定していけばいいよ

といったお話しになります。

 

主に使うものだけですのでほんとザックリですし、つたない表現が多いのでわかりにくいかもしれませんがお付き合いくださいませ。

 

サンプリング周波数(サンプリングレート)とは

samplingrate

音の解像度です。

 

この数値が高ければ高品質になるという解釈で大体合ってます。

 

この数値を低く設定していると音がこもって聞こえたり、いわゆる音質が悪い音源になっちゃいます。

 

少し掘り下げて説明しますと、サンプリングレートは帯域幅を決める数値です。

 

「周波数」というのは秒間の波の数ですんで、この波の数が増えてくるとより細かく帯域を分けて表現してくれるわけです。

 

何となくおわかりいただけたでしょうか…?

 

たとえば「X」と「Y」と「Z」という音程があるとします。

 

サンプリングレートが低いと「X」と「Z」しか表現できないのに対し、

 

サンプリングレートが高いと「X」と「Y」と「Z」を表現してくれるのです。

 

サンプリングレートが低い時の「Y」はどこ行ったかっていうと、隣にある「X」と「Z」に四捨五入みたいな形で一緒にされてしまう訳です。

 

極端な例えですが、イメージ的にはこんな感じです。

 

これから説明しますが、ビット深度は縦に分割して「音」を表現していくのに対し、サンプリングレートは

 

「横に何分割して帯域周波数を再現するのか」って事です。

 

一般的なCDは44.1kHz(キロヘルツ)、ハイレゾなら96kHzとか192kHz

 

用途によりますが、DTMerでしたらここは一般的に広まっている44.1kHzを選択しておけば火傷しないでしょう。

 

しかし映像関連(youtubeなどを含む)は48kHzが多く(96kHzも)、最終的にどうアウトプットするつもりなのかを考えた上で設定していくのがいいと思います。

 

ちなみに理論上、44.1kHzと192kHzなら後者の方が音質は良いのですが、ちゃんと聞き分けられるかっつーとアレなんですが。。。

 

粒子化ビット数(ビット深度)とは

 

こちらもザックリ言うと音の解像度です。この数値が高ければ理論上は高品質になります。

 

音の大小やキメ細かさを決める数値で、「ビット」というのは情報量ですんで、音をどのくらい分割して表現するか決める値という事になります。

 

たとえば音を文字にして「序」「破」「急」としてみましょう。

 

ビット深度が低いと「序」と「急」しか表現できないのに対し、

 

ビット深度が高いと「序」と「破」と「急」を表現してくれます。

 

ビット深度が低い時の「破」の音は、隣の「序」と「急」に吸収合併みたいな形で一緒にされてしまう訳です。

 

サンプリングレートは帯域(音程)をどのくらい分割して表現するのか決めるのに対し、ビット深度は
「縦に何分割して音量を再現するのか」って事です。

 

一般的なCDは16bit(ビット)、ハイレゾなら24bit~

 

サンプリングレートと違って選択肢は少なめです。

 

32bitとかもありますが、16bitか24bitを選んでおけば基本的には問題ないでしょう。

 

ちなみにファミコンシンセみたいなピコピコした音、チップチューンなんかは8bitって言い方してますよね。

 

ビット深度とビットレートの違い。

 

えぇ?違うのですかい?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、違います。

 

私も最初はごっちゃになってました。

 

簡単にご説明しますとビットレート=サンプリングレート×ビット深度です。

 

ビットレートの単位はbpsで、bit per secondの略で、直訳すると60秒ごとの情報量って感じですね。

 

ちなみに少し脱線しますが、テンポの単位はBPMで、beats per minuteの略で、直訳すると1分ごとの拍って意味です。

 

結局どう設定したらいいの?

 

何に使うのかをハッキリさせてしまえば設定に迷う事はないと思います。

 

CDは規格上441kHz・16bitとなりますので、最終的にCDにする場合はこの設定でよろしいでしょう。

 

ニコニコ動画なら44.1kHzか48kHz・16bitとなります。

 

youtubeなら48kHzか96kHzで、アップロードした際に劣化されてしまう問題がありますが、48kHzか96kHzに設定しておいた方が無難です。(圧縮、非圧縮音声とかの話しはまた今度)

 

オーディオストックなら44.1kHzでビット深度に関しては指定は無いみたいです。

 

サウンドクラウドなら何でもオッケーです。(多分)

 

でも噂によると無料版とPRO版ではちょっと音質も変わってきますので、配信する音質を気にされる方はPRO版をお勧めします。

 

まとめ

 

・サンプリングレートは帯域を決める数値。
・ビット深度は音の細かさを決める数値。
・ビットレートはサンプリングレート×ビット深度。
・作曲する前にどこで発表するのか、どう使うのかをハッキリさせておくとサンプリング周波数もビット深度も決めやすい。

というわけで以上になります。

 

一度覚えてしまえば特に難しい事はないと思いますので、さらっと頭に入れておくと良いと思います。

 

ミキシングの際のテクニックとしては、次はこちらです。

CUBASEでのパラアウトとステムミックス(サブミックス)のやり方と解説。
...

 

その他DTM、作曲関連の記事はこちらです。

 

では!

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