バンドっぽいサウンドを作りたい時によく使われるリズムの
ドラムパートの基本的な打ち込み方
について少しだけ突っ込んでまとめていきます。
といっても初歩の初歩の作り方みたいなものなので、困ったらこのやり方をしておけば一応大丈夫!ぐらいのものです。
このやり方からアレンジしていくとうまく作っていけると思いますし、難しくはないのでさくっとマスターしてしまいましょう。
ドラムパートは「8ビート」と「16ビート」で
音楽に興味を持っていくとドラムの8ビートとか16ビートって言葉は耳にした事があるかもしれませんが、最初のうちはどういったものが8ビートなのかもわからない事もありますよね。
簡単なイメージの仕方も踏まえつつ説明していきたいと思います。
まずDAWソフトを立ち上げてドラムのトラックを追加してみてください。
DAWソフトによって少々異なるとは思いますが、次はそこにMIDIリージョンを作成すると空のリージョンが出来上がるはずです。
そこにまずは8ビートを打ち込んでいってみましょう。
主に使われるのはバスドラム(キック)、スネア、ハイハット
これからドラムパートの基本的な刻み方について解説していきますが、その前にドラムには一体どんな音が出せるのかっていう事を少し理解しておきましょう。
まずドラムで主に使う音としてキック(バスドラム、バスドラ)、スネア、ハイハットの3つがあります。
まずキックですが、ドラマーの足元にある大きめの太鼓で、ペダルを足で操作して音を鳴らし低音域を司っている音です。
1個だけの人もいるし2個おいて2バスドラムで演奏しているドラマーも多いです。
スネアはドラマーの手元にある太鼓で中音域を司っています。
マーチングバンドなんかでお腹に抱えながら「ダダダダッダダダダッ」って叩いているものなんかもスネアドラムですね。
ハイハットはシンバルで高音域を司っている音でドラマーの高い位置に置いてあるものです。
とりあえずこの3つを使って8ビートとか16ビートを構成していきましょう。
8ビートは万能で非常に使い勝手がいいリズム
1小節に8個の音があるのが8ビートという呼び方をしています。
例えば60BPMの時計の秒針と同じ速さのテンポの曲があったとします。
1秒ごとにドッ、ドッ、ドッ、ドッと音が入っているのが4ビートで、単純にそれが倍のドッドッドッドッドッドッドッドッあるものが8ビートですね。
16ビートと並んで非常によく使われるリズムパターンです。
キック(バスドラム)とスネアを使った8ビートのパターン
ドって音がキックと仮定して、その音だけで8ビートを作っていくと少し物足りない音となってしまいます。(曲中に抑揚をつける場合はいいとして)
これにまずはスネアの音(ダ)を加えて8ビートを刻んでみましょう。
「、」が1拍子で、「!」で1小節の区切りと思ってください。
- ドッ、ダッ、ドッ、ダッ!ドッ、ダッ、ドッ、ダッ!
- ドッ、ダダッ、ドッ、ダッ!ドッ、ダダッ、ドッ、ダン!
- ドッ、ダドッ、ドッ、ダッ!ドッ、ダドッ、ドッ、ダン!
さて、文字にすると非常に分かりづらいですね!
自分の好きなテンポに合わせて「ド」の時に膝を叩いて「ダ」の時にデスクを叩いてみてください。
何となーくこんな感じかなっていうのがわかってもらえたと思って次にいきます。
疾走感やノリを出すには適している16ビート
8ビート(エイトビート)と英語で発音するのに対して16ビートはそのまんまジュウロクビートと言います。
単純に1小節に16音使われているものがそうですがこの辺から結構曖昧になってきてきます。
8ビートで始まって、16ビートを「感じさせる」音が入ってきてごちゃ混ぜになって8ビートに戻る、みたいな抑揚のつけ方をしているものも多くあるので明確にライン引きする必要もないんじゃないかなと個人的には思います。
ハイハットを入れた16ビートのドラムパターン
とは言っても16ビートとはこうゆうものだっていうのは理解しておいた方がいいと思いますから、次はハイハットも入れて16ビートを表現してみましょう。
単純に上記のものにハイハット(チッと仮定して)を入れてみましょう。
- チチ、チチ、チチ、チチッ!
- ドッ、ダダッ、ドッ、ダッ!
これを一緒に演奏すると16ビートになります。
言葉で説明をすると非常にわかりにくいですね!
8ビートの倍の数のハイハットが入ってるものぐらいに思っておきましょう。
じゃあ4つ打ちって?
よくダンスミュージック界隈で耳にするこの言葉ですが今回の文脈からの流れで説明をすると、一小節に4つバスドラムが入り「ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!」って形で進行していくものです。
ハウス、テクノ、EDM系の曲ならドラムマシンを使ってキックを打ち込んでいく形になりますが、テンポを120〜140BPMに設定してやればそれっぽいリズムになっちゃいます。
一辺倒にならないように曲中でも使い分けてみよう。
さらっと説明していきましたが上記以外のやり方もたくさんあります。(2ビートとかシャップルとか)
Aメロ、Bメロ、サビといったパートが存在する曲以外でも当然ドラムパートの打ち込みは使い分けていった方が抑揚がついてきますから色々と聞き比べた上で合っているものを選択していきましょう!

では!
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