さて、前回は音楽の三大要素「メロディ」「リズム」「ハーモニー」について、簡単にまとめました。
お次は
ハーモニーについて
もう少し詳しく話していきたいと思います。
DTMをやり始めていって、テキトーにピアノロールにこつこつ打ち込んでいって曲っぽいものが何となく出来てきて、次のステップに進みたいなと思ったら最初にぶち当たるのが音楽理論かなと思います。
特に知らなくても曲っぽいものは出来る訳ですが、知っておいた方が後々のためになる部分も多いと思うので触り程度は理解しておきましょう。
頭でっかちになって全然クリエイティブに作曲ができなくなっちゃうのも考えものですが、超基礎な部分なので頭の片隅にそっと置いておきたい部分かなと思います。
コードをうまく進行させると綺麗な「ハーモニー」になる。
作曲に興味を持ったらコード進行という言葉は耳にするはずですが、このコード進行というものは曲中の「ハーモニー」の役割を担ってくれてます。
このコードという言葉は日本語で「和音」と呼ばれているもので、和っていうと幼い頃算数の授業で習ってきたと思いますが足し算という意味です。
つまり音を足し算して出来上がるのが和音(コード)です。
ちなみにこのコードを「ジャーンッ!」と1度弾いただけだとハーモニーとはならず、いくつかのコードをうまくつなぎ合わせていく事でハーモニーになるんです。
コードをつなぎ合わせていくとコード進行になって、それがハーモニーというものですね。
最初はとりあえずコードを鳴らしてみるといい。
このコード進行については何度かに分けてまとめていく必要があるぐらい色々と話したい事はありますが、とりあえず最初はコードを鳴らしてみてどんな音なのか感じてみるのがいいです。
まずはコード進行の基礎となる部分であるスリーコード「C」「F」「G」を鳴らして聴き比べてみてください。
コードなんて鳴らすものがないよ・・・って方はアプリでもウェブサイトでもコードが鳴らせるものが沢山あるので探してみましょう!
おそらくこの3つのコードは印象がそれぞれ違うんじゃないかなと思います。
それはCがトニック、Fがサブドミナント、Gがドミナントというそれぞれ違った役割を果たすコードだからです。
まぁほんとこの辺は今度また話しますが、今はCのトニックコードは安定していて、Fのサブドミナントコードはやや安定しているがちょっとフワッとしていて、Gのドミナントは不安定で緊張感があるコードだっていうぐらいに感じておいてください。
このコード同士にも相性みたいなものが存在しますが、また今度まとめていきたいと思います。
コード進行がない曲じゃダメなの?
結論から言っちゃうと、メロディだけの音楽でもそれは音楽です。
コード進行というものは西洋音楽とか日本のポップスという枠組みの中で成立しているものなので、それとは全く関係のない民族音楽とか古い子守唄なんかは、コード進行とか全くない場合もあります。
でもメロディだけの音楽を作っても何となくうっすらとコード進行っぽい音はイメージできちゃうもので、メロディのみで作曲したと思ってもコード進行(ハーモニー)もちゃんと伴っているってオチなんです。
ちょっとこれは最初のうちは「どうゆう事?」って思えるかもしれませんが、色々な曲を聴いてどういったハーモニーやコード進行なのか注意深く聞いてみるとわかってくるんじゃないかなと思います。
いつも聞いている曲のコードだけを追って聞いてみるとか、オフボーカルの状態の曲を聞いてみるとコード進行がよりはっきりわかると思います。
自分自身の引き出しを増やす意味でもコード進行によるハーモニーは知っておいた方がいいかもしれない。
作曲の基礎的な部分を知った上であえて壊すっていうやり方をするも良し、何も知らないままにどんどん作曲をしていってクオリティの高い曲を目指していくっていうやり方も良し、どっちも正解だと思います。
音楽理論を熟知しているからといって素晴らしい曲が作れるとは限りませんし、本当に人それぞれのやり方でDTMと向き合っていくのがベストな形だと思います。
そこに共通点があるとすれば、いかに真摯に向き合うかどうかとか、メンタル的な部分とかかなと思います。
メロディだけ考えて後のパートは編曲家に丸投げってやり方でも全然オッケーな訳ですから、とにかく最初はモチベーションを保ちながら真剣に続けていく事が何より大事な気がします。
裏コード、ダイアトニックコード、対位法など他にもコード関連の事はあるのだが・・・
コード進行はハーモニーの一種だっていう事は何となく理解してもらえたはずなんですが、一言でコード進行と言ってもテクニックは結構あります。
トニック、サブドミナント、ドミナントの関係性も話していきたいですし、超有名なカノンコードとか王道と言われるコード進行なんかもあります。
そしてダイアトニックコードとか裏コードなどなど、話したい事はまだまだありますが長くなってしまうのでとりあえず今日はこの辺で!
次はこちらをどうぞ。

では!
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